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忍屋とは何だったのか

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忍屋とは何だったのか

こんな記事タイトルで始まると、まるで完成したあとの記事か、はたまたエターナったあとの記事のように錯覚しそうですが、そうではありません。

以前にも少し話したけど、忍屋とは「どういうゲームだったのか?」というお話。理想と現実のお話とも言えます。

公開されない限り、その全貌が明らかになることのないのが作品の常で、忍屋という作品も、捉える人によっていろんな内容に感じられるのだと思います。おまけにその時々で、私があれこれ言いふらしてたせいでいろんな解釈が出回ってる気もしてます。

「タイトルから、とりあえず忍者が活躍するゲームなんだろう」

「蟲師みたいな一話完結の不思議ストーリー詰め合わせなんだろう」

「忍屋が民衆からクエスト請け負って話が進んでいくんだろう」

などなど。

作り終えた今だから言えるけど、それらを本気で目指してた時期は確かにあったんですが、そのどれとも違う作品になってます。なので結構ギャップがひどいというか、え?なにこれ?ってなりやすい作品だと思うんですよね。

なのでここらでひとつ、誤解をとくというか、ハードルを下げておこうかと。手始めに上の忍屋予想に対して回答するならこんな具合です。

「タイトルから、とりあえず忍者が活躍するゲームなんだろう」
→いうほど忍者関係ありません。

「蟲師みたいな一話完結の不思議ストーリー詰め合わせなんだろう」
→収拾がつかなくなるのでやめました。

「忍屋が民衆からクエスト請け負って話が進んでいくんだろう」
→クエスト作ってたら本編との兼ね合いが難しいのでやめました。

はい。ひどいもんですね。

結局、一人でつくり、完成させるには限界があるわけです。そのキャパシティ内で何が表現できるかを考えたときに、あれもこれも詰め込んでたら、どれも完成しないのは当然です。

で、削ぎ落としていった結果、残ったのは「気の力に悩む少女がお母さんを探す話」という忍者のにの字も関係ないし、忍屋のしの字も関係ない話になったもんだから、なんですか?これ。っていう状態になったわけです。

もし今、すべてを知った状態でゲームを考えるなら、もっと忍者である意味のあるゲームにしたことでしょう。もっと忍屋が忍屋である意味のあるゲームにしたことでしょう。そのくらい長い年月をかけてしまった弊害は大きかったということです。路線変更したくても、できない、そういう状況を経験できたのは大きかったですが。

そうですね、もし最初から忍屋を考えられるなら、アクションに重きを置くべきだったかもしれませんね。忍屋として入門して、新米が成長していく過程を描けば、仲間とのからみも増えて、色んな人との絆も深まったことでしょう。気の力なんぞいらんのです。純粋に忍びとしてのそれを描けばよいのです。それが今では他の人との絡みなんてほとんどありません。登場人物のくせにほぼ絡みなし!

重ねていいますが、忍屋は「気の力に悩む少女がお母さんを探す話」なんです。意味がわからないでしょ?でもこれが現実なんです。ゆるして。

この公開する前から謝っていくスタイル、わるくない。

こんなことなら、初代忍屋のほうがよほど忍屋してたなあ。当たり前か。初代だもんね。

今の忍屋は、「忍屋」という風呂敷を広げた結果、色んなものを広げすぎてまったくたためなくなり、とりあえず小さくたためるものだけを選んだ結果、忍屋とはまったく関係ないものを包んでましたって具合です。

そんなわけでハードルは少しはさがったでしょうか。跨いで通れそうなくらいになったでしょうか。それでもまだ高いようなら、下をくぐってください。回り込んでもいいです。お願いします。
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