睡魔と闘いながら無事朝起きて、支度済ませてお迎えに。
タクシーひろって広島駅へ行くところまでは良かったけど
新幹線は20分おくれるわ、その先の予定もずれるわで
初っ端から不穏な空気が立ち込めていた。
しかし、喜ぶべきばのかわからないけど、ハウステンボスの
過疎具合に助けられて13時開始でもかなり見て回れた。
何も知らぬ相手の隣で平然を装いながらハウステンボスを散策。
刻一刻と近づく夜。
光の王国とはよくいったもので、幻想的な世界の中を歩きつつ
いつもなら写真も撮りまくってただろうけど
この日ばかりはそんな余裕はなく、ただ遠くに見える観覧車を横目に
終始落ち着かないでいた。
晩飯も食べて、船で光の運河もわたって、きたる白い観覧車。
バレンタインデーということもあって、乗る人達はもれなく
写真撮影してから乗り込むという謎仕様になっていた。
どうやらここで撮った写真を、ゴンドラから降りた後で
欲しい人は1000円で買ってねという策略らしい。
そんなものを買うかどうかはこの先で決まるので、今は判断しかねるが
俺の頭はこれからの11分(観覧車の所要時間)の使い方でいっぱいだった。
やはりというかなんというか本番はシミュレーション通りには
いかないもんなんだけど、それでも必至に頑張って何とか任務を完了した。
俺のハウステンボス観光はこの瞬間から始まった気がする。
もう夜の22時過ぎだったけど。
これでこの旅行の目的は達成した、もう安心!と思ってたら
そんなことはなくて、翌日、裏ボスが現れることを
この時の俺はまだ知らない。
そしてそして、翌日の夜に真のラスボスと対峙することも
当然知る由はなかった・・・。