映画『聲の形』見てきました。
もともと原作を途中まで読んでたんだけど
どこかで一回読み忘れててわからなくなって止めてたんだど
こうして映画にしてくれると助かる。
以下感想。
人間の内面の描き方がとてもリアルだった。
そこから見えてくるのは、人間は大人も子供も
男子も女子も、友人もその他大勢も
みんなずっと不安定な生き物なんだなっていうこと。
それがこの映画のメッセージのように思えた。
登場人物はみんな、完璧なやつは誰一人いない。
みんなに被があって、それらを完全に昇華できないまま終わる。
普通作品っていうのは作者の正解を1つ作って
それに向かって主人公が頑張るような作りが多いと思うんだけど
この作品は違った。
正解はたくさんあって、でもそれこそが人間で
自分なりの正解を見つけて生きていくんです、という感じ。
すばらしい映画だった。
あと映画館ならではの視覚効果を使った演出が驚いたので
見ようか悩んでる人は、レンタルではなくてぜひ映画館で。