ふと、思ってしまったのです。
忍屋を作り直そうかなって。
その一言は、それだけでエターナる要素には十分なのだけど、さすがに全部ってわけじゃないです。シナリオだけね。プログラムが1から再構築なら、シナリオも見直してたってバチは当たらないでしょう。そう、思ってしまった秋の夜でした。
感覚的には、同じ素材を使って作った別作品といった感じでしょうか。
最悪、妥協しまくった今の忍屋があるわけで、そこまで気負いせずに考えてみない?って。
これまで未完成の状態だからあまり暴挙に出られなかったんだけど、もはやプログラム以外はできてしまった今だからこそ、好き勝手作り変えれるんじゃない?という発想です。
現状の忍屋を自分でプレイした時に、どんな声が聞こえてくるかわかるんですよね。もっとそれぞれのキャラにフィーチャーすればいいのに。とか。わかってんですよそんなことは。わかっててこれになってんですよ。でもより良くなる道があるならそれも見てみたい。
それでもやはり、何度も苦しみまくったシナリオなだけあって、そう簡単にこの牙城は崩せません。ひとつを崩せばたちまち全てが立て続けに崩れてしまうバランスのもとに成り立っている状態なんです。
そして当然、あれもこれも改変していると、足りない素材が沢山でてきます。
「こういうシナリオのほうがいいのに!」
↓
「じゃあ、これとこれとこれの素材が足りないよ?作るの?」
↓
「うぐぅ」
こういう図式が幾度となく襲い掛かってきます。
一度完走しているにも関わらず、なおこの問題が降り掛かってくるあたり、本当に私は素材を作るのが嫌なんだなっておもいます。そりゃそうですよ。私が楽しいのは、あくまで揃った素材をならべて命令して思い通りに動いたその一点に尽きるわけですから。その過程なんて面倒極まりないんです。
しかし!
それでも考え直してみたい。
あれも!これも!
色々思い描いてはいたけど妥協しまくってカットしまくったものたち。もう10年以上も付き合ってきたんです。ちょっとくらい寄り道したってバチは当たらないんじゃないかなって。
だから、せめてプログラマさんが頑張ってくれている間くらい考えてみようかなあ。やるかどうかはわからないです。ただ、作り直したいって思えるほどのシナリオができたら、また本腰入れてみようかと思います。