昨日、蛾のGIFアニメを撮ってみて思ったんですが、このTHE256色っていうのも悪くないなと。
これまでずっとPhotoshopでそのまま書き出したフルカラーの絵面を見てきたもんだから、新鮮というかなんというか。長時間作ってるとこういうことってあるよね。ただ新鮮ってだけでBGM変えてみたりとか。これって格ゲ―でノーマルカラー使わないのと似たような感覚だと思うんですよね。
忍屋では、以前
えぬさんが紹介されてた「PNGoo」というツールを使ってました。フルカラーのクオリティを落とさずに256色に減色させてサイズを落とすツールです。
ちょっと比較してみました。
左がフルカラーで、中央がPNGooで変換した256色です。
で、右端がPhotoshopでインデックスカラーのパターン変換したやつです。
PNgooの凄さが際立ちますよね。ほっとんどわかんないですもの。独自のアルゴリズムで変換しているようで、こんな芸当が可能になったのだとか。
(拡大すると確かに減色してる模様)
で、冒頭の話にもどるんですけど、今回は右端のTHE256にちょっと惹かれたわけです。一件ただのGIF感あふれる絵面に見えますが、これの利点っていくつかあると思うんです。
1.統一感がでる
Photoshopのインデックスカラー変換を行うと、指定したパレットで変換してくれるので、元の色関係なく昔ながらの変換アルゴリズムで変換してくれます。全グラフィックファイルを同じパレットで変換したら、自然とゲームとしての統一感が出ると思うんですよね、たぶん。
2.レトロゲーム感がでる
昔ながらのゲームも色数が少なかったように、ちょっとレトロな感じが味わえるので、よりゲームらしさが増す気がします。よくフリゲーで見られる、絵はドットなのにテキストだけアンチエイリアスの滑らかな文字のせいで全体の雰囲気が台無しになってるあれを払拭する感覚に似てますね。変換時のディザ処理もこれに一役買っています。
3.拡大につよい
インデックスカラー変換のディザ処理時に、誤差拡散法かパターン処理を加えることでちょっとドットっぽい雰囲気が出せてます。これのおかげで原寸が小さい640*480という壁もなんのその、拡大にも耐えられる絵面になるのではないかと。いまどきVGAで作ってるのがそもそもおかしいんですけど開発開始が10年前だからね、仕方ないよね。
そんなこんなで気分転換に全ファイル変換してみるか?って思ってはみたんですが、あまりにファイル数が多すぎて、全部一括でぶちこめば変換してくれるようなツールがない限りめんどくせえなってなってやめました。Photoshopのアクションでいけないこともないけど地味に面倒なんですよね。
Web拍手レス
RPGの民家にトイレは必要か、みたいな。
どれだけ細かく作るかっていうのは結構悩みますよね。
どんなに頑張って作っても、ほとんどのユーザーは見てないだろってところはたくさんありますし、実際見てないですからね。
創作には妥協も必要と言いますが、そういう部分で特に妥協してしまいます。
映画のメイキング見て「なるほどー」とか思ってる人は本編で気付いてないってことですからね。
でもやるとやらないとじゃやっぱ完成度が変わってくるから、なかなか悩ましいところです。
結局は自己満足なのかなぁ。
by長月チャカ
誰にも気づかれない部分を作って自己満足で終わってたとしても、公開できる場があるならそれを知ってもらいたいって思いますよね。だからアルティマニアなどに見られるシークレット100みたいなのは双方に需要があったんだろうなあって思います。