毎日苦しみながらゲームを作ってて思うことがある。
『もしゲーム作ってなかったらどうだったか?』
結論からいえば、きっとつまらない日々になっていただろう。
仕事を終えて帰宅したら、TV番組を見ながらご飯をたべて
歯みがいて風呂入って寝るだけ。
少しばかりゲームで遊んだりもしたかもしれないが
そんな何かが抜け落ちたような毎日だったことは想像に難くない。
昔から受け身だけの生活っていうのは耐えられなかった。
幼少の頃、毎日のように飽きもせず漫画ばかり描いてて
ろくに完成もさせず、数ページ描いては飽きて次の漫画を描く。
そんなことばかりしていた。
中学生からはツクールのタイトルこそ変わっても
ずっとゲーム作りをしていた。
そう考えると、ある意味これが自分の日常なのかもしれない。
昔はずっと楽しかった・・・なんて思い出がある。
休日、お昼ごはんを食べて、コンシューマのツクールを
起動させにことが楽しみで楽しみで仕方なかった時期を
たしかに覚えている。
今考えると恐ろしい話だ。
VXのテストプレイ起動が遅いとか言ってたけど(実際遅いけど)
コンシューマツクールに比べたらなんと楽になったことだろう。
そもそもPS2起動も、データロードも、テストプレイも全部遅い。
文字を打つのも全部コントローラで1文字ずつ打ってたにも関わらず
文句ひとついわずにひたすら作ってた記憶がある。
それが今じゃどうだって話は、前にも散々したので割愛するけど
またあの頃の記憶を味わいたいと願ってしまう。
しかし、それも無理な話だ。
結婚すれば一人暮らしの生活が戻ってこないように
一度素材を一から作る手法に手を出してしまったからには
もうあの楽しかったゲーム制作は戻ってこないのだろう。
悲しいことではあるが、また違った楽しさを見つけるしかない。
人生何においても、そうすることで先へ進むしかないのだ。