天気:曇り
謎の浮遊物体を見た。
時間がないので会社いってきます。
・・・帰宅後追記します。
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以下追記
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午後6時、この時期になると辺りはすでに暗い。
こんな街中でも、明るい星なら随分輝いて見える。
そんな星たちをちらちら眺めながら帰宅していると
見慣れない物体がそこにあった。
赤い星が二つ。
おまけにみょんに明るい。
俺は一瞬仕事疲れで目がかすんで
乱視状態になっているのかと思ったが
周囲にある電灯や、遠くのマンションの灯りを見る限り
それはないらしい。
そしてまた空を見上げてみる。
やはり二つある。
まったく動かないところを見ると
どうやら飛行機ではない。
ヘリのホバリングかとも思ってみたが
まったく微動だにしていないのでそれもなさそうだ。
乱視かと疑うほどなんで
● ●
このくらい星が離れているわけではなく
●●
このくらい近かったわけだけど……。
俺はてっきり火星が二つに割れたのかと思った。
ここからいま割れた瞬間が見えてるということは
何年も前にすでに割れていたのかなーとか。
周りにいる人たちは特に気づいてない様子だったが
きっとテレビでは大騒ぎに……なんて考えてたが
今にして思えば、数年前に割れてるなら
観測してる人たちが気づいてるよね。
まあそんなこんなで、いつもどおりのスーパーへ立ち寄り
その赤い星たちを眺めながら店内へ入ろうとしたそのとき。
俺の後から入ってきた自転車とすれ違った。
その自転車には親子が乗っていた。
後ろには幼稚園か小額低学年くらいの男の子が座っていたのだが
その親子がなにやら話しているのが聞こえたので、少し耳を傾けてみると
男の子「ねえお母さん、何かあるよ、あれなあに?」
母親「んー?飛行機でしょう?ほら、ゴーってなってるよ?」
俺「?!
なんぞと空を見上げるとさきほどまでの赤いやつが
ゴーって音を鳴らして飛んでる。気持ち大きめの音で。
●●に加えてその間にある黄色い光が点滅してたので
確実に飛行機の類だとわかったが……。
スピードもかなりのものだった。
結構なでかさの飛行機のように見えたが
あそこまで早く飛べるのかと疑うほどだ。
あれ、やっぱり飛行機……だったのか?
なんて疑っていると、その後、男の子から信じがたい言葉が聞こえてきた。
男の子「…え、でもさっきまで動いてなかった。
俺(………………だよな)
そのまま彼らはちゃりを止めるためさーっと通り過ぎ
俺は謎が残ったまま店内へ入った。
弁当を買って店の外へでる。
ちゃりにまたがりまた空を見上げた。
まだいた。
というかあっちいったりこっちいったりしてる。
なにがしたいんだこいつはと思いながら
家路に着くまで約3分。ちらちら上空を見上げつつ
「いつも隕石ふってくれば(ry」
とか考えてるけどさ……こうも唐突に
おまけに今の時期はやめてくれよ……
なんてらしくないことを思いつつ帰宅。
マンションの4Fに上がったときにまたでかい音がしたので廊下の窓からのぞいてみたら
遠くの空へとそれは消えていった。
というかあっちの方角は市内か……何か投下されたら
ここも被害がやばいな……なんて心配しつつ部屋へと入った。
そしていつもどおりの生放送。
この話をしてみたところ、なんでも夜7時くらいから
自衛隊の訓練?のようなものをする地域があるらしい。
ゴーっていうすごい音を立てているとかなんとか。
あーなんだ、じゃあそれかー。
って一瞬納得しかけて…。
え、でも最初まったく動いてなかったし音もしてなかったんだった。
っていう一番の疑問を思い出し、結局謎は謎のまま終わってしまったのだが……。
ただ、人生がめんどいからって地球ふっとべばいいのに
なんて普段冗談まじりで言ってても、今回みたくいざ危険を感じると
俺は割と今を捨てたくないのかもなって、そう思えた。
1. 無題